被写体や地域ごとの撮影マナーを忘れないように記録しておくマナーシリーズ。
私は1人で新しい撮影地に行くことが多く知り合いも少ない。鈍感なところも多々あるので、撮影を終えてから、「マナー違反をしていないだろうか」と気になることが多い。それならば、、、とこのシリーズを始めることにしました。
今回は月形町にある宮島沼のマガン撮影についてです。
駐車エリア、撮影エリアを守る
宮島沼のマガン撮影は、夕方にマガンたちが沼に帰ってくるときの「ねぐら入り」と日の出ごろの「飛び立ち」がある。
夕方、日没前の沼なら、注意書きも目に入るけれど、日の出の飛び立ちの撮影は足元も見えない中で向かうことになるので、初めての場合は要注意ですね。できれば明るい日中に一度はロケハンしておきたいところです。
次の画像は、宮島沼の会の宮島沼日記に掲載されていた撮影や駐車NGエリアに関する画像。4/24(月)の飛び立ちとセンターからのお願い – 宮島沼日記という記事に掲載されました。
これを見るとわかるように、私たちが立ち入ってよいエリアは、沼の南東の青いところだけ。観察小屋とその両脇のエリアだけです。
なぜ立ち入りエリアを制限しているかというと、野生の鳥というのはとても敏感で、画像で立ち入り禁止とされているエリアに人が入ろうものなら、その気配を瞬時に察知して移動したり飛び立ったりしてしまいます。つまり、せっかく休みに来たマガンたちが安心して休めなくなってしまうからなんです。
もちろん、マナーを守っている観察者やカメラマンも、本来の姿ではなく人におびえて慌てて逃げ飛ぶ姿は見たくないでしょうし。
脚立や踏台、フラッシュは使わない
撮影エリアであっても気をつけなければいけないのが、脚立や踏台などに立つこと。ヨシ原から人の頭が見えてしまうと、やっぱり鳥たちは警戒するということなのです。
ヨシ原で沼面が見づらいのでつい脚立があれば、、、なんて思ってしまっていたので、自戒を込めて。
早朝や夕方の暗い中での撮影です。当然のことながら、フラッシュ厳禁。AUTO設定だとフラッシュたいちゃいますからね。事前にフラッシュ禁止モードに設定する。スマホもしかり。
場所は譲りあいましょう
そうそう。観察小屋内では「三脚の使用はお控えください」となっています。
人が少なかったある曇天の朝、私はがっつり観察小屋内で三脚を立てていました。人が少なかった(私以外に二組だった)からよかったものの、混雑していたら、、、と思うと情けなくて頭を抱えちゃう。
帰ろうと思って観察小屋内を観察したら、張り紙があるんだもん。着いた時は真っ暗だから張り紙は見えなかったんですけれど(と言い訳を・・・)。
おはようございます、と挨拶し、カメラマン同士ならお互いに撮影したいイメージに近づけるよう協力し合えるように、譲り合いたいものですね。観察している人の邪魔にならないようにも考えて。