旭川にあるロータリー交差点「旭川常盤ロータリー」。走りづらいから嫌い、という声をよく聞く場所。そこでロータリーの走り方と中央島の塔についてまとめてみました。
常盤ロータリーの走り方と中央島の塔の歴史
旭川常盤ロータリーというロータリー交差点は、私が最初に住んでいたところから旭川市の中心街にある旭川市役所や西武百貨店がある買物公園通りへのバス路線であり、旭川市のシンボル・旭橋につながるところでもあるので、旭川に移住してから比較的早い段階で覚えた場所です。
さらに、生粋の旭川人の知り合いが増えるにつれて「ロータリー、どうやって走るの?怖いから嫌い。」という声を聞くものだから、通るたびに走り方が気になるというか。
常盤ロータリーの走り方について
生粋の旭川人の知り合いが増えても「ロータリーは便利だよね」という声を聞いたことがなく、ひたすら「ロータリー、どうやって走るの?怖いから嫌い。」という声ばかり耳に入るのは何故か?私のような移住者ならロータリーの経験が少なくて怖いでしょうが、生粋の旭川人で車の運転が明らかに得意そうな人でも「嫌い」という。なんで?
利用してわかった嫌いな理由
- ロータリーと6本の各道路の接続部分に信号と横断歩道があり、赤信号でも歩行者がいなければ走行してもよいか迷う。
- ロータリーから各道路に出るときに、各道路から入ってくる車と自分のどちらが優先かがわからない。
- ロータリーを回っているうちに進みたかった道路がわからなくなる(方向が混乱する)。
どう走ろう?
常盤ロータリーを通るようになって、走行ルールについて調べたら「ラウンドアバウトと呼ばれる環状交差点では環道内の車両が優先して通行する」というルールがありました。
そこでこのにわか知識を実践し、常盤ロータリーに入るときにロータリー内の車両を優先して停止しました。そしたら後ろの車がクラクション。調べたはずの知識どおりなのに??旭川では近畿に比べてクラクションの利用率が低く珍しいため、このクラクションにはなおさらショックを受けました(笑。
しかしクラクションは正しかったようです。旭川常盤ロータリーでは侵入する車が優先!私が参考にしようとしたラウンドアバウトではなく、ロータリー交差点(円形交差点)ということなんでしょう。
で、同じくwiki情報によりますと、ロータリーと6本の各道路の接続部分の信号については、ロータリーから出る際は、歩行者がいなければ赤信号でも走行してもよいとあります。
アバウトなまとめ(道路交通法上、正しいのか??)
- ロータリーと6本の各道路の接続部分の信号⇒歩行者がいなければ赤信号でも走行可。
- ロータリーから各道路に出るとき⇒各道路から入ってくる車が優先なので、譲る。
- 各道路からロータリーに入るとき⇒
自分が優先なので、減速しつつ止まらず合流。(以下、旭川人からの地元ルールのアドバイスがベース)昭和通と旭橋方面から入る場合は自分が優先と思って合流。9条通り方向から入る場合はロータリーの車を確認し減速して侵入。
大渋滞なイラストとなりましたが、黄色が優先、黒が譲るというイメージ。今後はこれで走ります。
常盤ロータリー 中央島の塔と歴史
冒頭の写真で撮影しているロータリーの中央島にある塔。立派ですしライトアップもされますし大事そうな印象。どういう位置づけなのか気になっていました。
現在の塔は1985年(昭和60年)に竣工
現在の塔は1985年(昭和60年)に竣工したとの事。鉄塔の上の白っぽい「オブジェは、氷や雪、氷柱に代表される旭川の自然を表現(引用元:旭川常盤ロータリー – Wikipedia)」しているんだそうです。なるほど。
初代は北海道開発大博覧会(1950年)時にシンボルタワーとして登場
ちなみに、現在の塔が立つ前にも同じ場所に塔はあったようです。
それが北海道開発大博覧会(1950年)時にシンボルタワーとして建てられた「大平和塔」。「大平和塔」は当時としては多額の費用をかけて建てられたとか。立地的には当時通っていた旭川電気軌道の線路をまたぐ形で建てられたんだそうです。
そして大博覧会が終わった後も約9年間、日立製作所の広告塔として利用されていたそうです(その後は市立病院敷地内に移設され、いまも塔の土台後が残っているとの事)。
参考1:NHK旭川キャスター・スタッフブログ「発信!道北EXPRESS 旭川局長ブログ『私の好きな旭川⑤ ~まぼろしの塔!?を追って~(2010年11月26日』)」
この塔は何度も写真撮影している割に、ほとんどの写真の行方がわからないほどうまく撮れていません。前よりもちょっとだけ塔に詳しくなったから、今度はうまく撮れるといいな。