北海道旭川市やその近郊では春~夏にかけてあちらこちらの空き地や野原、河川敷で雑草が咲き乱れます。
本州で見かける雑草もあれば街中で見られるのが珍しい雑草や野草もあります。花の開花時期が本州とは違うため、思わぬ組み合わせの花々を見られることも。
いわゆる「観光地」「観光スポット」ではありませんが、ただの景色も北海道ならではなのです。
旭川市内の空き地などで撮影した雑草・花たち
旭川市内のムスカリ(2014年5月11日撮影)
4月から5月に咲く花。空き地に増えていました。地中海原産の花だそうです。
写真に写る主な花の名前
- 薄紫色の花・・・ムスカリ(学名:Muscari/新北海道の花 P337)
- 白と黄色の花・・・ラッパスイセン(学名:Narcissus pseudonarcissus/地中海沿岸原産/Wikipedia)
旭川市内のワスレナグサ(2014年5月19日撮影)
道端に咲いている小さな小さな花。
がくがはっきり映っておらず在来種のエゾムラサキとの区別に迷いましたが、がくに鉤状の毛がなく伏状の毛があるようにみえるのでワスレナグサかと。
写真に写る主な花の名前
- ワスレナグサ(学名:Rhododendron dauricum/新北海道の花 P246)
※エゾムラサキの鉤状の毛は15.pro.tok2.com/~satoubin/ezomurasaki.htmの解説と写真がわかりやすいです。
旭川市内のエゾムラサキツツジ(2014年5月23日撮影)
東大雪山系原産だとか。もともとは山に植わっていたものを人々が庭などに上はじめ、いまでは街のいたるところで見られます。本州のツツジとは大きさも雰囲気も違うけれども旭川市でツツジと言えばエゾムラサキツツジ。
写真に写る主な花の名前
- エゾムラサキツツジ(学名:Rhododendron dauricum/新北海道の花 P246)
旭川市内のたんぽぽ(2014年5月24日撮影)
タンポポは驚くほどの勢力で(といっても勢力がすごいのはタンポポだけではない)道端の隙間などあちらこちらに生えています。
写真に写る主な花の名前
- セイヨウタンポポ?(学名:Taraxacum officinale/新北海道の花 P21)
※総苞片(そうほうへん)がありかつ反り返っているのでセイヨウタンポポかと。
旭川市内の雑草群(2014年6月13日撮影)
写真に写る主な花の名前
- ピンク色・・・アカツメグサ(赤詰草)(学名:Trifolium pratense /別名:ムラサキツメクサ/新北海道の花 P261)
- 白・・・フランス菊(学名:Leucanthemum vulgare/新北海道の花 P89)
旭川市内のたんぽぽの綿毛(2014年6月2日撮影)
写真に写る主な花の名前
- セイヨウタンポポ?(学名:Taraxacum officinale/新北海道の花 P21)
※ヒョロヒョロ伸びて背が高いのでブタナと迷いましたが、総苞外片(そうほうがいへん)がありかつ反り返っているのでセイヨウタンポポかと。