初雪から一夜明けると、街はゆるい雪に覆われていた。私は鈍い気持ちと体と共にゆっくりと雪の中を歩いた。

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初雪から一夜明けて。ゆるい雪に覆われた街を歩く。


初雪から一夜明けると、街はゆるい雪に覆われていた。私は鈍い気持ちと体と共にゆっくりと雪の中を歩いた。

After the first snow day, my town was covered by snow. I didn’t want to go outside, but I was walking in snowy town.

5度目の初雪はマンネリと雪の魔力のたたかい

1昨日の2019年11月6日、旭川で初雪の便りがあった。1日遅れで昨日岩見沢にも初雪が降った。天気予報通り、昨夕ごろに雨が雪へと変わりはじめ、夜にはある程度の降雪になったので、予想通り今朝はそこそこの積雪になっていた。

寒い。外に出たくない。

北海道に転入してから5度目の冬にして、やっと正常な反応か。寒いから外に出たくない、と思った。ソールライターの赤い傘と足跡のような写真が、家の中から撮れないかなと、ずぼらをして窓際に立つ。

カラスがいた。何かくわえてる。そういえば、朝食がまだだった。

寒くても写真を撮らなくても用事は済ませなければならない。所要のため、長ぐつを履いて外へ出た。溶けた雪が作った水たまりならぬ、泥だまりを車が意識しているのがわかって(車も人もお互いに意識しないと泥を浴びせor浴びて大変)、冬の始まりの少ない経験を記憶から手繰り寄せる。車道のキワを歩かないようにする。


雪は5センチ以上、降ったように思え、夏靴で歩くのは厳しそうだった。足跡の主は、このルートを歩くことに、私にはわからない何か確信があったように感じた。


まだ初雪。昨日まで全身で太陽の光を浴びていた草花の多くが雪に隠れていた。この草は朝起きて、まわりに仲間が見えなくなったことに気づいたとき、寂しいのだろうか。それとも心地よいのだろうか。草花にこころは本当に無いのだろうか。