利尻富士を対岸から見るために豊富町へドライブに行きました。途中の高速道路からは春紅葉の素晴らしい景色が見られました。
オロロンラインと国鉄 羽幌線 遺構と利尻富士を眺めてひたすら走る旅
北海道らしい自然を見るために天塩川やサロベツ原野へ行きたい、と思っていました。そこで日帰りでドライブへ。
距離感がつかめなかったので、折り返しの時間だけを決めて、あとは「利尻富士」「サロベツ原野」の順で見れるものを見てこようと出かけました。
オロロンライン
羽幌へむかう232号線。ここ好きです。
この232号線は231号線とあわせてオロロンラインと呼ばれています。
道路沿いには
牧場や
離農した人の家だったのでしょうか。廃屋がありました。
オロロンラインをひたすら北上していくと、やがて電柱も街頭もない光景へと入っていきます。
人が住むことを想定していたのかいなかったのか。電柱も街頭もない、でも延々と続くこの道路は「北海道らしい」と評されていることが多いです。確かに北海道以外ではあまり見られない光景かもしれません。晴れた日に走りたかった。
オロロンライン沿いの国鉄羽幌線の遺構
オロロンラインを走っていると廃線になった国鉄羽幌線の遺構がちょこちょこ見られます。JR羽幌線と思っていたら、国鉄時代なんですねー。
大沢トンネル
初山別駅-豊岬駅間の第三初山別陸橋
【国鉄羽幌線】
”北海道留萌市の留萠駅で留萠本線から分岐して日本海に沿って北上し、天塩郡幌延町の幌延駅で宗谷本線に接続していた。”
”羽幌町の炭鉱開発と運炭、そしてニシンの輸送を主な目的として建設され”、1927年10月25日に開業し、1987年3月30日に廃線となった。
(””内引用元:羽幌線 – Wikipedia)
利尻富士
折り返し時間が迫ってきたのでサロベツ原野はパスして一路、利尻富士の対岸を目指します。
留萌エリアあたりから見たと思う利尻富士。美しい形をしていますね。
それから延々とオロロンラインを北上し天塩川河口を新しい橋で渡ると、いよいよ北海道らしい何もない景色となっていきます。と同時に利尻富士もかなり近くなっています。
ふと車を止めて砂浜へ。
静かな砂浜に夫婦ふたり。ただぼんやりと利尻富士を眺めていました。
短く寂しい夏と長く厳しい冬。利尻富士はこの地で苦労して生きた人たちの心の拠り所だったのでは、と思いました。
旭川へとんぼ返りし、往復500キロぐらい走った気がします。さすがに遠かった。