山開きから一週間後に大雪山系最高峰の旭岳に散策に行ってきました。
あいにくの天気でしたが、高山植物や動物を撮影し仲間との時間を楽しんできました。
6月下旬の旭岳のお楽しみは花と鳥と動物と
念願だった登山経験者との登山(というよりトレッキング)で、旭岳に行ってきました。今年の山開きから一週間後の6月26日です。
旭岳は標高2,291mで北海道最高峰の山で、現在も火山活動を続けている活火山。そして大雪山系の山々は古来からアイヌの人たちが「神々が遊ぶ庭(カムイミンタラ)」と呼んでいたそうです。
旭岳ロープウェイで標高1,600mまでたった10分
現在は、旭岳ロープウェイで標高1,600mまでたった10分で登れます。
旭岳ロープウェイ情報
- 料金:往復2,900円(6/1~10/20)
- 所用時間:山麓駅~姿見駅まで、約10分
- 住所:北海道上川郡東川町旭岳温泉
- 駐車場:山麓駅駅前に有料駐車場、無料駐車場あり(トップシーズンの週末は早朝でないと混雑するようです)
旭川からはロープウェイ山麓駅まで車で1時間半ほどととても近い旭岳。登山用品もそろえたので気楽に何度か登ってみたいです。
姿見駅では長ぐつのレンタルあり
姿見駅では長ぐつのレンタルできます。
私たちはバッチり登山の格好をしていきましたが、レインコートにレインパンプス、スカートという普通の恰好の観光客もたくさんいました。
早い時期の旭岳は姿見の池1周コースにも残雪が多くありました。サンダルやパンプスは危険だし汚れるので長ぐつを借りて思いきり歩くのがおすすめ^^
登頂しない姿見の池1周コースならお散歩気分でも可
私たちは登頂を目指さず姿見の池までの道を1周しながら撮影するというのんびりしたプランでで旭岳に行きました。一周2キロ程度のコースで多少のアップダウンはありますが普段から体を動かしている人ならお散歩気分で大丈夫な感じでした。
私の場合は霧雨~雨の悪天候で超望遠レンズを守りながらのトレッキングでしたが、ほとんど疲れずに歩けました。晴れていたら何周しただろうなあ~(*´▽`*)
鏡池(かがみいけ)
擂鉢池(すりばちいけ)
姿見の池
唯一出会えた小動物「シマリス」
雨だったので鳥もほとんど飛んでおらず超望遠レンズ組には残念なコンディション。そんな中、光が射したかのように登場したのがシマリス。
看板の上でしばらく遊んでくれたので撮影できました。会えてよかった~。
6月下旬の旭岳で撮影した花
シャクナゲやチングルマの群生には少し時期が早かったようですが、小さな高山植物がたくさん咲いていました。
ミネズオウ (峰蘇芳)
ミネズオウ (峰蘇芳)は雪解け直後から開花する花だとか。残雪が残るタイミングだったので見られたかな。
メアカンキンバイ (雌阿寒金梅)
メアカンキンバイ (雌阿寒金梅)は比較的長い時期に楽しめるお花だとか。
エゾノツガザクラ (蝦夷栂桜)
エゾノツガザクラ(蝦夷栂桜)は小さく丸く可愛らしいお花。
ジムカデ (地百足)
ジムカデ (地百足)は名前はアレですがこちらも儚げで可愛いです。
キバナシャクナゲ (黄花石楠花)
キバナシャクナゲ (黄花石楠花)は見ごろ前でした。
チングルマ (稚児車)
チングルマ (稚児車)も見ごろ前。かろうじて数輪が咲いていました。
参考サイト:ようこそ東川(オフィシャル観光案内)「高山植物の開花情報【旭岳の自然紹介】」
旭岳山麓で撮影した透明になる花「サンカヨウ」
旭岳ロープウェイに乗る前に、山麓の散策路で珍しい花を撮影できました。朝露や雨にぬれると透明になると噂の「サンカヨウ」です。
朝からの雨で散った花びらまで透明になったサンカヨウ。不思議な感覚でした。
※湿気とそこそこ暖かい気温の関係で、ものすごい数の藪蚊に襲われました。防虫スプレーやウェアは必須です。