地震から1ヶ月近く経つ。とりとめのない今の気持ちなどを少し。
停電体験と地震の被災地と言われることの違和感
高速バス車内に、緊急地震速報のアラームが鳴り響いた。道南で強い揺れ。震災後、初めてバスに乗る私には不安になった。スマホの充電器や携帯ラジオを持ってきてないのにな…。
しかし高速バスは少し速度を緩めたもの走行を続けている。
ああ。震災以降、バスの運転手さんはこのアラームを何度も聞いたんだな。
気象庁のWebサイトで、地震の規模などを確認。胆振地震の余震としては大きい揺れだったものの別の大地震でなかったとわかった。そして今日の予定に変わりなさそうだと安心する。
ほんの短い時間で、安心の対象が身の安全から予定どおりに過ごせることに変わったことに気づき、気楽だなと思う。
北海道地震と言われることへの違和感は、時が過ぎれば過ぎるほど強まる。停電は全道で起こったが、地震の揺れによる被害は厚真、安平、むかわや札幌、北広島などの地域に限られているから、同じ被災地として扱われることに申し訳ない気持ちが少しあり、北海道の広さが正しく認識されていないことへの残念な気持ちも湧いてしまうのだ。
もちろん、全体としてみれば、観光客減少による損失は大きいし、コープが北電に停電による損失の賠償を求めて提訴したように停電に伴う経済的損失も大きいので、北海道全体が被災地なんだけど。