旭川市の平和通買物公園。奥に見えるのがJR旭川駅です。雪が少ないと言われた2014年以上に雪が少ないです。
平和通買物公園の彫刻の猫が見上げるもの
昨日から今日にかけて20cmほどの降雪がありました。久しぶりに除雪車も走ったようです。それでも気温の高い日が多く、雪が融けてしまい日が暮れると凍ります。
凍った雪の上に新雪が降ると車も人も滑りやすい状態になります。路面がなかなか安定しないので、車の運転も歩行も集中力がいります。
日本最古の歩行者天国”平和通買物公園”と融雪路
めずらしく平和通買物公園を撮影しながら歩きました。
旭川平和通買物公園は8条通り(平和通)という大きな通りでしたが、1972年6月1日から歩行者専用道路となりました。日本で初めての歩行者天国です。
写真では右に雪、左に建物と通路が写っています。通路に雪が無いのは融雪路と言って地中に雪を融かすためのヒーターが埋められているからです。
融雪路は、旭川市内では人通りの多い買物公園通りのほか、交差点付近の急な上り下り坂にも設置されています。
彫刻「サキソフォン吹きと猫 黒川 晃彦」
旭川市内は有数の彫刻展示数を誇ります。しかし生活に埋もれてしまい振り返られないものである感は否めない存在でもあります。その状況を見直すため、最近は旭川市内の彫刻の価値にスポットを当てようという活動が盛んになってきています。
写真は「サキソフォン吹きと猫(作:黒川 晃彦、2002年)」という彫刻です。
※全体写真と説明はこちらを参照のこと⇒朝日新聞デジタル:サキソフォン吹きと猫(旭川市) – 北海道 – 地域
左手前に写っているのは猫。マフラーは毎年冬になると誰かがかけてあげているもの(お地蔵さんにニット帽を被せてあげる感覚と似ていますね)。
猫ちゃんは何を見ているんだろう、どんな気持ちなんだろう。それが知りたくてカメラを向けました。音楽を愛してやまないサキソフォン奏者に共感するものがあったのでしょうか。
猫は人を見るそうですが、私にはサキソフォン奏者が奏でる音色が寂しさと愛しさの織り交ざった切ないもので、猫は音色を通して奏者の魂に寄り添い寄り添われているように見えました。
撮影に使ったカメラとレンズ