水田で捕食中のアオサギが、別のアオサギの気配を察して飛び立った直後。羽が水田に着いているようで着いていないようで、やっぱり着いてない?

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居場所を変えるアオサギ@岩見沢

岩見沢の水田を飛ぶアオサギ
水田で捕食中のアオサギが、別のアオサギの気配を察して飛び立った直後。羽が水田に着いているようで着いていないようで、やっぱり着いてない?

アライグマに居場所を追われるアオサギ

先日の北海道新聞(空知版だったか)で見た。岩見沢市内のある地域で生息地としていたアオサギが、外来種アライグマに居場所を追われて、その周囲の地域に居場所を移しているのではないかと。

「アオサギ営巣地異変
岩見沢・詩文の原生林 10年前から半減
10年前からおよそ半減した。天敵のアライグマによる被害を避けるためか、周辺で営巣する個体も観察され、アオサギは生き残りに知恵を絞っているようだ。
引用元:北海道新聞2018年6月1日(金曜日)朝刊 岩見沢/南空知

アライグマはアニメや動物園ではカワ(・∀・)イイ!!の対象で私もそう思っていた。でも道内の野生動物の撮影地で「アライグマが増えちゃってダメなんだわ」とよく聞くようになって、アライグマがここ北海道では元来の生態系を存在を脅かす外来種として駆除の対象になっていることを知った。
北海道の外来種リスト- 北海道ブルーリスト2010 –

道新によると、岩見沢のその地域でも外来種のアライグマが数を増やし、アオサギの巣の卵を襲う。それでアオサギがたまらず生息地を変えたとのこと。たまたま記事が出る直前に水田でアオサギに出会っていたので、この話が妙に記憶に残った。

※数年前のレポートだが、道新の記事に載っていたアオサギ研究会のこのレポートが報道内容の参考になる
北海道アオサギ研究会 » 岩見沢市志文コロニーにおけるアライグマ防除対策

私が出会ったアオサギは栗沢町の水田で捕食中。道路わきに停車し車の陰からそっとレンズを向けるが私に気づいていないようだった。しばらくして突然飛び立ったかと思うと、数枚離れた水田にやってきたアオサギに威嚇を始めた。

写真は突然飛び立った直後の姿。水面ギリギリの低い体勢で飛び立つ姿は止まっているのか飛んでいるのか、(羽が)水面スレスレなのか水面に刺さっているのかよくわからないぐらいで美しかった。

ところで、アオサギが飛び立った時、カメラのフォーカスモードが追従モードになっていなかったのは仕方がないとしても、どうやってピント合わせしたらいいか頭も体も動かなかった自分にガッカリ。
練習せんとね。