ふと、むかしの写真が見たくなり開いたフォルダに入っていた大雪山の写真。たった56KBの元画像。補正して少し記憶に近づけました。
このころの私は手が届きそうで届かない夢に破れる寸前で心が疲れ切っていました。そんな時、初めて旭川を訪れ、夫(といっても当時は結婚前)の両親に案内されて美瑛や富良野を回りました。
ここは、その父が「俺が好きな景色を見せてあげる」といって連れて行ってくれた場所です。
車を降りたときの日差し。7月下旬で旭川の短い夏の盛りでした。
遠くに見える山なのにあまりに大きくて、自分って小さい、悩みってめちゃくちゃ小さい、と思いました。がちがちになっていた心が解されノックされました。
美しい景色というのとはちょっと違う。自分だけのとっておきの景色。画素数も鮮やかさもない写真で、14年前にトリップできるのは、きっと私だけですね(笑。