先週末、旭川に帰ったときに撮影した家庭菜園の様子。
いんげんはGWの京都でみたそれより低く、苺はギリギリ収穫期
京都では、ゴールデンウィークの時にすでに背丈以上に育っていたインゲンが、6月中旬を過ぎてもこの高さまでしか育っていないという。いまは冷蔵庫の野菜室が一番スカスカ(と書いたが、室から出したジャガイモでいっぱいになった)。
こっちは大豆かな。まだヨチヨチ歩き(笑)。
この後、畑に巣くっているナメクジを義母と一緒に捕獲した。さらに両親が手に負えなくなっている(元?)花壇の雑草を刈り取った。
久しぶりに長い時間を一人で庭で過ごしていたら、旭川に来始めたころを思い出した。15年ほど前になる。夫の両親もまだまだ若く、花壇は雑草より花々の方が多かった。両親は、私が旭川に行くたびに、大切に育てているめずらしい草花を披露し説明してくれていた(息子は興味がないため説明されない)。そうやって私は少しずつ北海道の草花に出会っていった。
それが15年後のいまはどうだ。花壇は雑草に圧倒されそうになり、あっちの一角で愛らしい白い花を咲かせていたドクダミはこっちまで勢力を拡大している。なぜここでも青々とした葉を茂らせているんだ!腹立たしくなりムキになって片っ端から抜きにかかる。しかしドクダミのあの臭いに逆襲され、無力感に包まれる。親が老いていくということを、私はこの庭でひとり痛感していた。
北海道らしい過ごしやすい日々
5月中旬の暑さはやはり異常だった。「暑いんでしょう?」と聞かれるが、とんでもない。北海道らしい過ごしやすい日が続いている。朝は10度前半、昼は20度前後。油断すればあっという間に冷えて風邪をひく。車のトランクに積んだ臨時用の冬物コートはやはり今年も降ろせない。
そしてこの日は草刈り日和だった。夜のうちに多少の雨が降り午前中は曇天。気温が上がらず直射日光にさらされることなく、私は快適に刈りたいだけ草をかることができた。
ご褒美は苺。もうすっかり苺のことは忘れていた(一緒に畑をやっていた時はジャムを作るのを楽しみにしていた)だけに嬉しかった。今年は受粉してくれるはずの虫が少なくて実の成りが悪かったとのこと。貴重な苺を私たちのために残してくれていて食べさせてもらった。
雨が少なく乾いた土で育った苺は甘みが濃かった。こうやって舌でも季節を感じられることも家庭菜園の良いところ。