夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)を見に行ってきた。炭鉱会社が隆盛を極めた頃に立てられた迎賓施設であり、昭和天皇や当時の皇太子殿下が宿泊された施設。

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夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)で当時の豊かさを想像する

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)を見に行ってきた。炭鉱会社が隆盛を極めた頃に立てられた迎賓施設であり、昭和天皇や当時の皇太子殿下が宿泊された施設。

当時の豊かさを想像しながら見てまわった。

「国登録有形文化財(2011年登録)」「北海道遺産(2001年認定)」

夕張鹿鳴館は、北炭(ほくたん)すなわち北海道炭礦汽船という炭鉱会社が建設した炭鉱倶楽部で、「鹿ノ谷倶楽部」といった。
夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)

パンフレットによると、炭鉱倶楽部とは不便な場所にある炭鉱の幹部社員の交流や賓客の宿泊用に建てられた施設で、当時は日本各地の炭鉱で建てられていたとのこと。どれも豪華絢爛な造りだったというから当時の炭鉱会社は想像できないぐらい豊かだったんだろうな。

「鹿ノ谷倶楽部」は1913年に建築された。1984年に北炭夕張炭鉱が閉山した際、夕張市の所有となり1994年に「夕張鹿鳴館」として本館だけ一般公開されるようになったとある。

2001年に北海道遺産に認定され、2011年には国登録有形文化財に登録され、昨年運営委託による見学が再開されたそうだ。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
夕張の子どもたちがアートに触れられる機会を、という企画が開催されていた。馬はその企画で設置されたオブジェ。

施設見学情報

  • 営業期間:4月28日(土)から11月30日(金)まで(予定/2018年)
  • 開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30)
  • 定休日:なし
  • 入館料[一般]:大人:500円(税込)、小学生:250円(税込)、未就学児:無料
  • 入館料[団体(10名様以上)]:大人:400円(税込)、小学生:200円(税込)、未就学児:無料

各所に施された意匠、家具やアート作品の数々

順路に従って見学。ただしアートギャラリー(元・使用人室)、配膳室や厨房から奥などは見学できませんでした。
夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
ステンドグラスのライトがあちこちにあったけど、これは新しいものなのかな。飾られている置物がさりげなく素敵で目に留まります。戸に施された意匠は部屋ごとに異なっているのではと思うほど種類が多い。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
浴室のステンドグラス。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
大会議室。ここで国内外の行政関係をはじめ北炭の賓客が会食や宴席をもっていた。天井の灯りも部屋ごとに違う。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
土佐光成による屏風画と暖炉にあったオブジェ。オブジェが素敵だった。

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昭和天皇・皇后両陛下がお過ごしになった部屋。北海道国体のために来道されていたとの事。わざわざ改造して応接室と主寝室を作ったとあった。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
和風数寄屋造りの浴室。ヒノキや桐をふんだんに使っているが、蛇口の大きさにしか目がとまらなかった・・・(笑。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
中庭には石灯篭。そして昭和天皇・皇后両陛下がご休息所として過ごされた和室。鹿ノ谷倶楽部の中で最も格式の高い和室とされていたとのこと。ご休息所とされたときの写真には椅子2脚が写っていた。白い毛並みが美しい毛皮の敷物はオオカミ?とか??

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
夕張鹿鳴館のすごさの一つは細部まで手を施されていること。北海道内の施設ではなかなか見られないのではないかと思う。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
応接室。脇に置かれた応接セットのテーブルがすごかった。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
応接室に居たお人形さん。表情や脱力した姿勢がすばらしく好み♥

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
巨大な壺が飾られていた玄関ホールの照明。

夕張鹿鳴館(旧北炭 鹿ノ谷倶楽部)
広々とした庭でも人々が集い談笑して過ごしていたんだろうな。

年配の見学客がほとんどだったが、女性客が宿泊について尋ねていた。いつか宿泊施設としても再開されるんだろうか。

夕張鹿鳴館(旧北炭鹿ノ谷倶楽部)/北海道夕張市ホームページ