美唄のさくら散歩の続き。東明公園、旧東明駅と我路町をぶらぶらして、最後は炭鉱メモリアル森林公園へ。 三菱美唄炭鉱施設跡地にある炭鉱メモリアル森林公園といえば、オレンジ色に塗られた竪抗巻揚櫓(たてこうま...

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美唄さくら散歩2018-炭鉱メモリアル森林公園

炭鉱メモリアル森林公園の櫓と桜
美唄のさくら散歩の続き。東明公園、旧東明駅と我路町をぶらぶらして、最後は炭鉱メモリアル森林公園へ。

三菱美唄炭鉱施設跡地にある炭鉱メモリアル森林公園といえば、オレンジ色に塗られた竪抗巻揚櫓(たてこうまきあげやぐら)。石炭を運び出す為に使われていたもので、当時はオレンジ色ではなかったらしい。
炭鉱メモリアル森林公園

この櫓の周囲には電源を管理していた開閉所と原炭ポケットが残っている。

原炭ポケット
これが原炭ポケット。石炭を貯蔵するのに使っていただけあって相当大きな施設。いまは木々の住みかとなっているようだ。


こっちが電源を管理していた開閉所。中には入れない。雪囲いも外されておらずおそらくこのままなんだろうと思う。

炭鉱メモリアル森林公園として整備されたころに植えられたのだろうか。エゾムラサキツツジも綺麗に咲いていた(が、雪の重みで幹がまがっている)。

ここは常磐台駅という駅がちかくにあり、さらに山奥には常磐台中学などをふくめた街があったらしい(いまは施設も跡形もないとのこと)。熊が出没するので1人で散策するのは危険と注意を受けたので、熊鈴とスマホ最大音量で音楽をかけ、さらに自分でも歌を歌いながらブラブラして過ごした。

周囲の山が残雪、春紅葉、新緑と桜に彩られ春を謳歌しているようだった。そして同時に、むかしの賑わいを感じた気がした。

これまで、美唄と言えば炭鉱の名残や廃墟とい=やや暗いイメージを持っていた。しかし桜の季節に美唄の街を回ったら、人々が植えた桜があちこちに咲いていて賑やかだった。

後日、所属するグループのメンバーと撮影に再訪したのだが、そのとき今年90歳になるメンバーが「古い街に来ると、当時を偲ぶお宝を探して撮りたくなるんだよ」と嬉しそうに話してくれた。その視点。賑わっていた頃を生きた人の視点。廃屋もかつてそこにあった事実の一部なのだ。

美唄の山の春紅葉と新緑と桜
(この写真は数日後に撮影)