先日、ロケハンを兼ねて、美唄を訪れた。美唄さくら散歩などとタイトルに書いたものの、移動は車なので、ほとんど歩いていない。
美唄市はむかし炭鉱、いまはサクラ?
美唄は昔、炭鉱で栄えた町。という説明が多い。むかしって昭和60年ごろかな?って思ってたけど、それだと最近になるらしい。炭鉱で栄えた時代はもーっとむかし。昭和10年とかそんな時期の話。閉山になって街から人がさり始めたのは遅くても昭和30年代後半とか40年代の話。
現在の美唄は世界的彫刻家の安田侃氏の美術館であるアルテピアッツァ美唄が有名。また日本のソメイヨシノの北限地でもある。
東明公園のソメイヨシノ
美唄さくらといえば、東明公園のソメイヨシノ。昨年は見られなかったので、今年が初めて☆
平日の午前中で、しかも寒くて曇り空だったけれど、人は多かった。
旧東明駅
今回訪問した場所はやはり炭鉱に関わりのある場所が多い。
旧東明駅はアルテピアッツァ美唄のすぐ手前にあった。
山から街へ石炭を運ぶために、勾配のある山を登る馬力のあるSLが導入されたとのこと。ドイツで設計されたらしい。
そのSLは、現在も保存されていてみることができるし、なんと中に入ることもできた。
機関室内も保存状態は良かった。
でも椅子の座面の生地が傷んでいたり、塗装が剥がれた機関室内の壁を見ているだけで、私は怖がっていたし、ネジが無くなって緩んだ床の鉄板が音をたてるだけでビクッとした。自分がお化け屋敷に行きたがらない理由…怖がりなことがはっきりした(笑。
あっ。線路はレールが残ってた。回収しなかったのはSLのためかな?珍しいなと思った。
駅舎は普段は閉鎖しれているけれど、保存会があるようで、必要に応じて公開されているようだ。
我路町地区
炭鉱遺産を活かす活動をしているNPOの人に教えてもらった場所が、我路(がろー)町地区。炭鉱が閉山になってから人口は激減し、家屋も喪失し、現在の住民はかなり少ないと思う。
どこが私有地でどこが道路からわかりづらく不安なまま車を進めた。突き当たりの右手に見える建物が昔の郵便局。二階建てのそれなりに大きな郵便局だ。人には会えなかったけど猫はいた。
帰りに見つけた案内図。奥に神社がありますよ〜と書いてある。数年前に行われたまち歩きの時に新しく設置されたものかな?と思う。
左手奥に神社に上る階段が見えた。
電柱に岩見沢市の眼鏡屋の広告発見。いまもやってるお店と思うけど、当時はこんな離れたところに広告を出してたんだなあと。
つづく