積丹半島 神威岬(かむいみさき)では先人たちの作ったものや雄大な景色を楽しんできました。あいにくの曇天でしたので真っ青な空のときにも行ってみたいです。
神威岬と神威岩と積丹ブルーと300度のパノラマの景色を求めて1時間、歩く
積丹岬はどこにあったんだろう?と思いながら、島武意海岸(しまむいかいがん)を後にしました。次は神威岬(かむいみさき)へ向かいます。20分ぐらいで着きます。積丹半島の突端は、こじんまりしたエリアなんですね。
途中で旅のお宿「旅館北海」にご挨拶。夕食の時間などを相談させてもらいました。
神威岬の場所は積丹半島の先っぽ
神威岬(かむいみさき)は積丹半島の突端にあります。770mの遊歩道を歩ききれば、周囲300度の海を展望できる場所に行けます。
神威岬の全体像が駐車場のパネルに書かれてありました。最短で岬の突端に行く場合は、「現在位置」から北へ真上に一直線ですね。
まずは展望広場で神威岬の全体像を見る
私たちは時間があったので「展望広場」に行きました。パンフレットなどの写真もこの展望広場エリアから撮影されているようです。
神威岬の展望広場への遊歩道。上りです。
展望台から撮影した1枚です。曇天でしたが天使の梯子が降りていました。ここからだと神威岬が全部入ります。そしてこれからあの先まで歩きます。
これは神威岬の南にある「タコ岩」と駐車場などです。
全体を歩き撮影してから思ったのは、この展望台からの岬全体の撮影はいいなーと。天気が良い時にまた来たいです。
770mを歩いて「岬展望台」へ向かう
さあ、展望台から岬展望台への約800mの徒歩移動です。
展望台の近くに旧日本軍の電磁台(電波探知塔)がありました。太平洋戦争時にロシア軍への対応として作られたものだそうです。
女人禁制の門です。いまは女性も通れます。
【神威岬・神居岩の伝説】
かつて神威岬で身を投げた娘があり、その娘が神居岩に化身したと伝えられています。その娘が「和人の船、婦女を乗せて、ここを過ぐれば転覆せしむ」という呪いの言葉を最後に遺したともいわれ、以来、女人禁制の場所になったと伝えられているそうです。
水無の岩と念仏トンネル。
念仏トンネルというのは右上の方の岩場の下にある小さな穴です。荒波にさらわれて溺死した母子を悼み地域の人たちが開通させたトンネルの跡。以前は、崖に遊歩道があり念仏トンネル近くまで行けたそうですが、いまは遊歩道はなく行ける道はなかったと思います。
このあたりから、海の色が積丹ブルーに見えてきます^^
そしてこのあたりの遊歩道は下が透けるタイプ。高所が苦手の方は覚悟を。
神威岬灯台。いまは無人化されていますが、長い間、人の手で運用されていたそうです。難しい岩場ですから大事な灯台だったでしょうね。
岬展望台と神威岩
色々みながら、やっとのことで岬展望台に到着。展望台から岬展望台までは34分かかりました。
神威岬の岬展望台から見た神居岩と積丹ブルーです。相変わらずの曇天×天使の梯子ですが、雲間に光が差すとブルーが!
グアムやケアンズを思い出させる美しいブルー。泳ぎたくなりますが海水温は低すぎるでしょうねぇ~。
神威岬にはゲートあり。開閉時間に注意!
神威岬にはゲートあります。開閉時間に注意してください。熊が出たとか悪天候のためという事情でゲートが開かない場合もあります。
▼必ず、北海道積丹観光Web siteなど公式サイトで開閉状況を確認してください。以下は2016年6月18日に引用した情報です。
4月 8:00~17:30
5月 8:00~18:00
6月 8:00~18:30
7月 8:00~18:00
8月~10月 8:00~17:30
11月 8:00~16:30
12月~3月 10:00~15:00
岬展望台から見た神威岬の全体。この道を戻るわけですから、神威岬の観光には最低1時間かかりますので、帰りの時間も余裕をもって。
お手洗いあり。売店もあります
神威岬の駐車場にはお手洗いがあります。売店もあります。この売店では積丹ブルーのソフトクリームが食べられるみたい。
私が行ったときは売店の営業が終わっていました。
お手洗いは売店とは別棟なので、売店が閉まっていても利用できます。