手書きされた表情が魅力的なお地蔵さん。じっと眺めていると、自分の顔のように見えてくる。
野口さとこさんのお地蔵さまの世界をちょっとのぞいた
GWに帰省した。私の実家は京都府南部にあるので、私はいわゆる「京都~????」とされるところの出ではない(このあたりの機微は後掲「京都ぎらい」参照)。私にとっても「京都〜????」は、わざわざお出かけするところである。
その「京都」の意味する場所である京都市中心部に出かけてきた。長い学生生活を「京都」で過ごしたのに、わけあって、5月はじめの「京都」を歩いてまわったのは初めてだと思う。
さて、今回の写真のお地蔵さん。
野口さとこさんという写真家がいらっしゃる。ブログを拝見したらお写真が素敵すぎてドキドキした。その野口さとこさん、ちょっと変わったお地蔵さんをテレビで紹介されていた。番組は忘れたけれどサライで同じお地蔵さまを紹介されていたのでそのリンクを貼っておく。
野口さん自身もはじめてこれらのお地蔵さんに出会ったときの驚きを次のように書いていらっしゃる。
私は長年、北海道と関東でしか暮らした経験がなかったので、初めて京都で化粧地蔵に出逢ったとき、仏様のジャンルを超えているとしか思えない、民衆の自由な発想に心底感銘を受けた。
引用元:お顔の変化を定点観測! 京都・出町柳の「化粧地蔵」七変化【魅惑のお地蔵さま巡り5】
むかし馴染みでもない限り、二度見は避けられないお地蔵さんがいらっしゃるのである。
私の今回の「京都」あるきの目的は京都国際写真展めぐりであってお地蔵さんめぐりではない。
しかし、見つけてしまった。目が合ったのは、お地蔵さんに見つけられたからかもしれない。
私が出会ったこのお地蔵さんは、あらためて見返すと、野口さんのお地蔵さまよりうんと真面目(お怒り?)なお顔をされている。それがどことなく自分と重なり、眺め続けけていると自分に見えくるのが可笑しい。